グルメ

南房総イチゴ狩り観光最前線

枇杷倶楽部のいちご園で収穫したいちご

南房総市内の「いちご狩り」について、最新の情報を集めて皆さんにお届けします。

目次

南房総でイチゴ狩り

早春の南房総観光で不動の人気ナンバー1といえばイチゴ狩りでしょう。

南房総のイチゴはハウスで栽培されているため、天候によらず、たとえ房州特有の西風が強く吹いていても安心して楽しむことができます。

またハウスの中は暖かいので真冬でも半袖で快適に過ごせます。

最近のイチゴ園では地面にしゃがまなくても立ったままの高さでイチゴに手が届く畑が増えました。高設栽培が増えたためです。

小学生以下の子供や背の低い方、車椅子の場合でも簡単にイチゴの高さを調整して摘み取ることができます。また背が高い人は屈まなくて良いから腰が痛くならなくていいすね。
(高さ調節はお店の方にご相談してください)

園内も段差が少なく、バリアフリー化が進んでいるためベビーカーや車椅子の方でもいちご狩りを楽しめます!

それでは実際に南房総市内のイチゴ狩り、行ってみましょう!

房総の蔵 お百姓市場(グリーンアース)

お百姓市場のいちご園

【期間】1月上旬〜5月上旬(不定休)
【営業時間】9:00~17:00(店舗の営業時間です)
【料金目安】2,500円(税込)6才以上
      時期や年齢によって異なります。詳しくは店舗にお問い合わせください。
【プラン】食べ放題30分
【栽培法】高設栽培
【お問合せ】0470−33-4432
【所在地】千葉県南房総市富浦町青木103-1
【ホームページ】https://ohyakusyou.com/
【いちごの種類】紅ほっぺ、章姫、おいCベリー、やよい姫、かおりの


南房総海鮮グルメの取材でもお世話になった白藤さんにご案内してもらいました。

高設栽培でバリアフリーなので小さなお子様、お年寄り、ベビーカー、車椅子の方など、どなたでも楽しめるいちご園。

土壌を一切使わず、籾殻や杉皮などを使って栽培するため、雑菌や害虫が付きにくく、果実は地面についてないので大変衛生的。

いちごの成熟期間を長く持たせることで糖度が高いのが特徴とのこと。

今シーズンは苗のメンテナンスが長引いたこと、また秋になかなか気温が下がらなかったことなどから全体的に育成が遅れているのだそうです。

写真は取材した12月17日現在の様子です。
量産には少し時間がかかりそうですが、花と蕾がたくさん付いているので少し日数をおけば大収穫が期待できます。

毎日摘み取ったイチゴは店頭でも販売しているそうなので、売店のお百姓市場もチェックしてみてください。

白浜いちご狩りセンター

【期間】12月~ゴールデンウィークまで(不定休)
【営業時間】9時〜15時まで開園
【料金目安】2,950円(税込)小学生以上
      時期や年齢によって異なります。詳しくは店舗にお問い合わせください。
【プラン】食べ放題40分
【栽培法】高設栽培
【お問合せ】0470-38-5145
【所在地】千葉県南房総市白浜町白浜1473-6
【ホームページ】 https://tanpopo-farm1515.fun/
【いちごの種類】 章姫、紅ほっぺ、かおり野、やよいひめ、おいCベリー、もういっこ、チーバベリー、あまえくぼ、よつぼし、白いちご

このいちご園では、地上から約1メートルほど、栽培床を持ち上げて生育を行う高設栽培を取り入れているため、 腰を屈めなくてもいちごを楽に摘み取ることができます。またベビーカーや車椅子も通れるくらいひろびろしているため、小さいお子様から年配の方まで安心していちご狩りを楽しめます。

品種も最大10種類。時期にもよりますが複数種類が味わえるので、食べ比べできるのも嬉しいですね。「よつぼし」は今シーズンから導入。練乳のサービスもあるので味変も楽しめます。

写真は2025年1月24日現在。

どの棚もいちごがびっしり!
摘み取られても翌日には新しい実がどんどん出てきそうです。

ときおりてっぱつな(大きな)苺を見つけることがあります。

お店やスーパーではあまり見かけることのない形とサイズですよね。
「取ったど〜!」感があります。

こういった珍しいいちごに出会うものいちご狩りならではの楽しみ方ですね。

道の駅とみうら枇杷倶楽部

【期間】1月〜ゴールデンウィークまで(木曜定休)
【営業時間】10時〜15時まで開園(入園可能時間)
【料金目安】2,300円(税込)6才以上
      時期や曜日、年齢によって異なります。詳しくはホームページまたはお店にお問い合わせください。
【プラン】食べ放題30分
【栽培法】土耕栽培
【お問い合わせ】0470-33-4611
【所在地】千葉県南房総市富浦町青木123-1
【ホームページ】https://www.biwakurabu.jp/
【いちごの種類】紅ほっぺ、あまおとめ、星の煌めき、スターナイト、恋みのり、ほしうらら、白いちご

昔ながらの土耕栽培ですが、畝の間隔が広めなので窮屈な感じはありません。
また、ほとんどの部分が農業用シートなどで覆われているため、地面に手をついてもあまり汚れることもありませんでした。

1回目に取材した12月18日は収穫作業中。シーズン序盤にもかかわらず、写真のような大粒のいちごがたくさん摘み取られていました。

枇杷倶楽部のいちご園で収穫したいちご

さて、枇杷倶楽部では今シーズン新しい品種を3つ導入しているとのこと。いずれも他のいちご園での取り扱いが無いもので、品種名は「星の煌めき」、「スターナイト」、「ほしうらら」。あれ、市が取り組んでいる星空保護区に寄せてる?

今回の取材時(12月)では残念ながらまだ実がついていませんでしたが、次回訪れた際にはぜひ試してみたいと思います。

そして後日(2025年1月30日)再び取材させていただき、念願の星シリーズを実食しました!

どちらも美味しいですが、個人的には「ほしうらら」好きです。食べた後口の中に残る余韻が好みでした。

皆さんの味比べの感想もぜひ知りたいです。

こちらのいちご園では併設する道の駅のカフェで、採れたてイチゴをつかったスイーツや加工品も楽しめます。
※写真のスイーツは昨年のもの。

いっそのこと冬のシーズンは「道の駅イチゴ倶楽部」に改名してもいいくらい、どっぷりいちごが楽しめる素敵な道の駅です。

丸山いちごランド

【期間】12月~ゴールデンウィークまで(水曜定休)
【営業時間】10時〜15時まで開園
【料金目安】2,950円(税込)小学生以上
      時期や曜日、年齢によって異なります。詳しくは店舗にお問い合わせください。
【プラン】食べ放題40分
【栽培法】高設栽培
【お問合せ】070-1329-1115
【所在地】千葉県南房総市沓見246
【ホームページ】 https://tanpopo-farm1515.fun/
【いちごの種類】 章姫、紅ほっぺ、かおり野、やよいひめ、おいCベリー、もういっこ、チーバベリー、あまえくぼ、よつぼし、白いちご

丸山いちごランドは今シーズンからイチゴ狩りを始める農園で、昨年までは栽培のみだったそう。

園内ではトマト栽培も行なっているため、イチゴ狩りプランにトマト狩りもくっついてくるそうです。

写真でもわかるとおり、めちゃくちゃデカいトマトの木がハウス内に鎮座しています。

そう、実はここ、以前「トマトの楽園」として運営していた農園なんです。

経営母体は白浜いちごセンターと同じとのことで、トマトを除き、いちごの種類やプラン内容など基本的に同じだそうです。

また高設栽培の強みを活かして車いすや子ども、背丈が低い人でも簡単にイチゴ狩りが体験できることから、家族連れに優しい農園を目指しているそうです。


イチゴの栽培に関しても有機肥料を積極的に取り入れており、農薬を減らすことで食の安心を確保しながらイチゴの味も美味しくなるんだとか。

苺にとっての“善玉菌”を活用することで苺が病気に強く元気に美味しく育っているとのこと。

イチゴ好きの愛犬家の方々に良いお知らせ。

園内にドッグランが併設されているので、イチゴ狩りの最中は愛犬をドッグランに預けておくことができます。

ワンちゃん連れでも安心してイチゴ狩りに集中できるっていいすね。しかもハウス内なので雨でも安心!

施設内ではイチゴのほかにトマトをはじめ、お芋や加工品などの販売もありました。

至れり尽くせりの丸山いちごランドは12月21日からイチゴ狩りの受け入れを始めております。

新しい観光施設が増えるとワクワクしますね!

まとめ

イチゴ狩りは大人も子供もみんないっしょに楽しめる、南房総体験型観光の大定番です。
南房総市だけでなく、お隣の館山市や鴨川市、鋸南町などあちこちで、いちご狩り体験は楽しめます。
2024-2025シーズンは、12月に入って急に寒さを感じるようになりましたが、寒さが入ることでイチゴは育成が良くなるそうです。
南房総で味覚も温度も一足早い春を感じ取れる人気のアクティビティをぜひご体験ください。

ライター紹介

ライター ライター
江江
観光プロモーション課の取材コンビです。南房総の魅力をお伝えします。