ふかふかで歩きやすい! とリピート続出「フットパスガイドツアー」
歩くことが古道を守ることにつながる! と地域の方々と一緒に古道再生・保全に取り組みながら、先人の知恵が詰まった虎の巻でガイドを務めています。
Profile
いまむら・りゅうじ
大貫古道の会
白井市から移住し、大貫古道の魅力に惹かれて大貫古道の会に所属。大貫古道の整備やフットパスツアーの企画・運営など担当。
体験プログラム
フットパスガイドツアー
古人に想いを馳せながら、大貫古道の森の中を歩くウォーキングツアーです。
●主なコース:小松寺~乙王ヶ塚~小松林道~乙王ヶ滝~小松寺(約5.5km)
開催日程 :不定期 定員:20名
参加料金 :500円(保険料含む)
予約の期日:1週間前まで
集合場所 :小松寺駐車場
電話:080-3572-6554
メール:onukikodou2018@gmail.com
インタビュー
Q. 活動のきっかけは?
小松寺近くの大貫の尾根にある古道を見つけたことが活動のきっかけです。大貫(おおぬき)古道は、修験道や観音参りなど巡礼の道として使われていた道で、稲村城と白浜城をつなぐ里見の道としても知られています。そんな歴史のある古道ですが、県道188号ができて以来、ほとんど使われることがなくなっていました。そこで、地元の方々や移住者の方々と力をあわせて復興させて、普段からみなさんに使っていただけるような道にしたい。という思いから、2009年(平成21年)に、20名ほどの会員が集まって「大貫古道の会」が立ち上がりました。
今は主に4人(地元:2人、移住者:2人)で活動していて、古道の整備やウォーキングツアー(フットパスガイドツアー)を定期的に開催しています。
Q. 今までで印象に残っていることは?(よかったこと)
年4回開催している「フットパスガイドツアー」で、怪我もなくみなさんに喜んでもらえることが私たちの1番のやりがいにつながっています。
参加者は大貫地域外の南房総市内在住の方が圧倒的に多い印象です。適度な時間・適度な距離で歩きやすいからという理由で、リピートしてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
ちなみに、ガイドの心得がない方でもガイドができるように、大貫古道の会会長の後藤さんが大貫古道ガイドの虎の巻を作成してくれたので、ガイドする時はとても助かっています。
絵本テイストのイラストでとても上手に表現されている古道のマップは、参加者のみなさんにもわかりやすいと大変好評です!
Q. 今までで印象に残っていることは?(大変だったこと)
会員の高齢化で、一緒に歩ける方が少なくなっているのが現状です。次へ受け継ぐ若手がいないこと、また一番体験してもらいたい地域の子どもたちが、習い事や勉強などの理由でツアーに参加できないことが多いので、地元からの参加者がもっと増えるように今後工夫していく必要があると感じています。
Q. 今後の目標は?
楽しみながら大貫古道を理解してもらえるツアーを企画してみたいです。例えば、「ツルヤブコウジのリースづくり」や「トウジ(=マテバシイ)のツリーハウス体験」など、子どもたちが自然の中で思いっきり遊べる場づくりができればおもしろいなと考えています。
その他にも、実はこの地域の歴史を知らない地域の方々がたくさんいらっしゃるので、大貫地域のまち歩きツアーを企画して、地域のことを伝えていきたいと思います。以前、実施してみたことがあって、参加者のみなさんにとても好評だったので、再度ブラッシュアップしてチャレンジしてみたいです。
さらに、もっと多くの方々に私たちの取組を知ってもらえるよう、みんみんネット、新聞、チラシの回覧などを行い、広報PRしていきたいですね。
Q. PRコメントをお願いします!
とにかく土がふかふかで歩きやすい!辺り一帯が森になっているので、たくさんの落ち葉がクッションの役割をしていることから、歩きながらふかふかの感触を楽しめるんです。道に落ちているゴミが少ないことも特徴です。ツアー中にガイド自らがゴミ拾いをしているので、参加者のみなさんも自然とゴミを拾ってくれています。アウトドアを楽しみながら環境保全にも気を配ってくださることで、参加者のみなさんも古道の整備に一役買ってくださっています。
古道入口へのも車でアクセスしやすいので、ぜひ一度遊びに来てください!
ローカルガイド 山編