森の緑溢れる空間に身を置くと、人は安らぎを感じます。
この効果は、「森林浴」として、昔から人々に親しまれてきました。
森林セラピーとは、この“森林浴”の効果が、医学的・科学的に解明されたものをいいます。
森の環境を利用して、癒し効果を感じる事で、心身の健康維持・増進、疾病の予防を行うことを目指すものです。
その香りや空気、木漏れ日を感じながら
森や自然の緑に、あなたも癒されてみませんか?
森林セラピーロード
森林セラピーロードとは、森林セラピー効果を感じることのできる散策路。南房総を構成する7つの地区毎に1つのセラピーロードを設定しました。
富山 伏姫・八犬伝の道
「南総里見八犬伝」縁の地であり、歴史を感じさせてくれる道です。コース途中に広いウッドデッキがあり、そこで休憩やストレッチ・ヨガをすることができます。また、ハイキングも楽しむこともできます。
不動滝の周辺の沢の様子
よく手入れされた美しい森林
コース終点にあるテラス(展望台)
ウッドデッキで休憩できる
針葉樹林
コースを構成する森は、林床が草刈され美しい。
石壁の苔もあたりの静寂な雰囲気を演出する。
山門
アクセスポイントにある山門をくぐり、ロードが始まる
トイレ
山門や周辺との調和を考えられた建物
富山を示すサイン
南房総の名峰、富山まではここから徒歩約45分。川沿いを歩く。
川
アクセスポイント前の川。清流が流れ、せせらぎに癒される。
大房岬・海と自然と歴史の道
森と海の両方を楽しむことができる贅沢な道です。大房岬は、一年中緑豊かな森を楽しむことができます。また、館山湾を一望することができ、浜辺では潮風を感じながらのビーチコーミングもおすすめです。
ロードの様子
森林は主にマテバシイ(常緑広葉樹)の林であるが、落葉樹の林もあり、変化に富んでいる。
遊水地と湧水起源の小川
コースから観察することができる
不動滝
園内広場
園内に広場は複数ある。どれも十分なひろさがあり、多様なアクティビティが期待できる。
春の桜の名所となっている。
海を臨む園地
ロード途中に開ける
木の間から見る海
トビが舞う
コース途中
海岸に下りることができる
海岸の浸食壁
地層が美しい
展望台
コース途中にある
展望台から見る景色
360度の展望が望める。写真にうつるのは東京湾をはさんで対岸の三浦半島。
戦争遺跡
園内に複数見られる戦争遺跡のひとつ、砲台あと。
インフォメーションセンター
アクセスポイントにある
ビジターセンター
ロードのちょうど中間点あたりに位置する
沢山不動滝の道
紅葉の美しい落葉樹が豊富で、秋の紅葉スポットにもなっている道です。沢山不動堂にかかる吊り橋(かじか橋)から望む滝もおすすめの絶景ポイント。周辺の沢には、清らかな水が流れています。
不動滝の周辺の沢の様子と不動滝
清らかな水の流れに癒されます。
かじか橋
コースの見所のひとつ、沢にかかる橋。
コース途中のあずまやとウッドデッキ
秋のかじか橋
イロハモミジなど紅葉の美しい落葉樹が豊富で、秋の紅葉スポットにもなっています。
秋の紅葉の様子
千葉県最南端を望む城山の道
趣のある切り通しの古道で、高低差があるため、たくさん歩きたい人におすすめです。展望台からの眺望は、露地花の畑や波砕ける岩礁、太平洋とはるか沖に弧を描く水平線と、大パノラマが広がっています。
展望台からの眺め
白浜の町なみや、野島埼灯台、太平洋を見渡すことができる。晴れた日には伊豆の島々まで見えることも。
展望台(第二展望台)
展望台はウッドデッキになっていて、休憩が可能。
城山外観
アクセスポイント近くの山すそからみた城山の様子。
ロード入り口すぐ
草刈管理が定期的になされている。
看板
市指定の文化財であることの案内看板
ロードの様子
マテバシイの林の中を歩く
ロードの様子
急傾斜中は木製階段が整備されている。
雰囲気のある切り通しもある
おんだら山の道
南房総の山々を一望することができる、高台に上がる道です。ロードの入り口は急こう配なので、体力に自信のある人におすすめです。広葉樹のトンネルを抜け、山頂まで登れば、南房総の特別な風景を味わうことができます。
斜面のロードの様子
常緑広葉樹が茂る。
斜面の道はゆったりと十分な幅もある。
上り口のロードの様子
桜並木になっている。尾根までは舗装され、軽トラックが進入可能。
山の入り口
アクセスポイントから山道にあがる山の案内看板
湿地と小川を渡す橋
山の前の湿地
谷津田の奥から山に入っていく
安馬谷(あんばや)里山の道
昔懐かしい里山の風景を味わうことができる道です。季節ごとに水仙、ハンゲショウ、花菖蒲などの花、クロモジ、ヤマモモ、カラスウリなどの木、そして鳥の声など、豊かな自然に触れることができます。
森の外観
よく手入れされた美しい里山
園内案内看板
アクセスポイントにある
アクセスポイント前の谷津田
少し高台になっており、谷津田を見下ろすことができます。里山自然の美しさを感じることができます。
やまいり堰
アクセスポイント、ロードの入り口にある堰です。
ハンゲショウ
ゴールそばの湿地に生育する、珍しい野生植物。
棚田
ゴールの広場から見上げる。
湿地と小川を渡す橋
湿地には花ショウブが咲く。
ホタルも成育する美しい水。
ロードの様子
ロードは平坦で、体力に自信のない方でも、里山の緑を感じながら気軽に歩くことができる。
道の駅ローズマリー公園
アクセスポイントは拠点となる道の駅ローズマリー公園から徒歩約40分。拠点からのハイキングコースも設定できる。
花嫁街道・黒滝の道
南房総随一の名瀑「黒滝」を眺めることのできる道です。滝つぼの水のマイナスイオンで癒しの時間を過ごすことができます。花嫁街道は、花嫁行列がここを通って嫁いでいったことから名付けられました。
滝の概観
南房総随一の名瀑、黒滝は、辺りの静かな空気をふるわせて、花園奥地の水を集めて一気に落ちる落差約15メートルの滝です。
滝つぼ前のオープンスペース
滝を見ながら休憩が可能です。
黒滝に向かう川沿いの道
ちょっとした渓谷の雰囲気をもっています。
アクセスポイント(始点)
駐車スペースあり
ロードの様子
林道を下っていく
花園広場
もうひとつのアクセスポイント
アクセスポイント(花園広場)のあずまや
アクセスポイント(花園広場)そばにかかる橋
歩くときのポイント
ケガ防止のため、歩く前には必ず準備体操をしましょう。その際、屈伸や前屈、足踏みや体をひねる運動などの“動きのある”体操が望ましいです。(ストレッチのような静的なものよりも血液循環が良くなります。)
かかとからしっかりと着地をして、上半身を安定させ、姿勢よく歩きましょう。
ガイドのご案内
森林セラピーは、その人それぞれに合ったプログラムを実施することにより、より効果の高い癒し効果を得ることが可能になります。
南房総の森林セラピーを案内するのは、南房総の自然を熟知し、皆さまにその魅力を伝える事のできる技をもった、案内人。
海と森のセラピープログラムで身体をチャージ
大房岬自然公園の遊歩道を利用した約3kmのコースを地元ガイドがご案内。海辺でビーチコーミングをしたり、森の中でハンモックに揺られてみたり、鳥の声や土の香り、きらめく木漏れ日等を感じられる、「五感で楽しめる」プログラムです。
南房総市森林セラピー基地
南房総市は平成26年3月、全国57番目、千葉県初の森林セラピー基地に認定されました。
首都圏から車で約90分というアクセスの良さと、暖かく年中気軽に野外活動が楽しめる利点をもつ、南房総の森林セラピー基地。
「すぐそこ!あったか南房総 海・里・人が織りなす癒しの森」
この名前には、海に囲まれた豊かな食材、照葉樹の里山、そして南房総に住む人の暖かさから、五感で癒しを感じて南房総を訪れた方に元気になってほしいという願いをこめています。
南房総の魅力の花や、食と組み合わせた楽しみ方もご紹介していく予定です。
南房総独自の森林セラピー体験時間をお過ごし下さい。