石井英明選手が日本代表選手として平昌パラリンピックに出場(写真は日本パラリンピック委員会提供) |
平成30年3月9日から韓国で始まる2018平昌冬季パラリンピックに、パラアイスホッケー日本代表として南房総市出身の石井英明選手が出場することが決まった。
石井選手は、南房総市千倉町出身。友人の誘いで10年程前に始めたアイスホッケーで、初めて冬季パラリンピックのパラアイスホッケー日本代表選手に選出された。
石井選手は、クラブチームの東京アイスバーンズに所属し、厳しい環境の中で日々練習に励んでいる。平日は、仕事が終わってからジムなどでランニングやウェイトトレーニングで体づくりに励み、週末はクラブチームや日本代表合宿に参加し、アイスホッケー会場で実戦練習に汗を流している。
パラアイスホッケーは、脊髄損傷や切断など下肢に障がいのある選手がスレッジと呼ばれる専用ソリに乗り、グリップエンドに駆動用の刃をつけた短いスティックを用いて行うアイスホッケー。1チーム6名の選手が氷上でプレーでき、交代は自由で、6名全員が一度に交代することもある。「氷上の格闘技」と呼ばれるほどの激しいコンタクトや、鮮やかにゴールを奪う華麗なプレーなどが見どころで、観衆を魅了するウインタースポーツの花形競技として人気が高い。
日本は昨年10月にスウェーデンで行われた最終予選で2位に入り、2010年バンクーバー大会以来、2大会ぶり5度目のパラリンピック出場権を獲得した。パラリンピックでの初戦は、3月10日に強豪・韓国と対戦する。
石井選手は、「アイスホッケーの最大の魅力は、氷上でのスピード感。この機会にぜひ見てほしい。初めて出場するので緊張していますが、緊張を力に変え、応援してくれる回りの方々のためにも期待に応えたい。」と意気込みを語ってくれた。石井選手には、多くの方が注目する檜舞台での活躍を大いに期待したい。
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