和牛の産地化を目指し、千葉県内で唯一開催されている共進会(JA安房本店にて) |
黒毛和牛の改良増殖を図るため、「第20回安房和牛共進会」(主催:安房和牛共進会運営協議会)が平成30年11月10日にJA安房本店で開催された。
和牛の産地化を目指し、千葉県内で唯一開催されている共進会。日齢別に3つの部門に30頭が出陳され、各部門ごとに表彰された。
今年度の評価の最上位となる名誉賞には、南房総市富山地区の高橋信一さんが輝いた。
千葉県は、乳用牛や和牛などの畜産産出総額が全国第5位と盛んな地域。南房総市は、江戸幕府8代将軍徳川吉宗がインド産といわれる白牛3頭を輸入し、現在の当市丸山地区の嶺岡牧で飼育を始めたことが酪農発祥の地の由縁だとされている。
市内の畜産農家では、6次産業化を目指し、自ら商品化に取り組む意欲的な畜産農家がけん引役となって、様々な取り組みをしている。
後継者不足など課題は尽きないが、今後も南房総市の畜産農家に注目していただきたい。
なお、各部門1席の受賞者は次のとおり。
〈審査結果〉
●1部(去勢牛/日齢300日以内) 1席 安西博一さん(南房総市富山)
●2部(雌牛/日齢300日以内) 1席 橋信一さん(南房総市富山)
●3部(雌牛/日齢301日以上400日以内) 1席 渡邉理夫さん(館山市)
●名誉賞 橋信一さん(南房総市富山)
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