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毎年恒例「南房総白浜海女まつり」の様子をご紹介
昭和39年に始まり、50年以上続く県下最大の夜祭り「南房総白浜海女まつり」。白装束を着た約100人の海女が松明を持って夜の海を泳ぐ「海女の大夜泳(だいやえい)」が見どころです。被災地復興支援イベント「まるグル」も同時開催され、毎年多くの人の夏の思い出となるイベント。
古今の名曲で大盛り上がりの「白浜大盆踊り」
2024年の「白浜大盆踊り」では、昭和31年に白浜の海にちなんで作られた「白浜音頭」や、巷で話題の「ダンシングヒーロー」、DJ KOUSAKUさんが南房総ご当地キャラみなたんのために書き下ろした「みなたん音頭」などを踊りました。
まさにハレの舞台。老若男女一緒になって楽しく踊ります。
海女たちがたいまつを手に夜の海を泳ぐ「海女の大夜泳」
「海女の大夜泳」はその昔、野島崎の海で遭難した船から投げ出された乗組員を海女たちが夜を徹して捜索したことにちなんで始まったと言われています。2014年からDJ KOUSAKUさんの演出で映像・音楽・花火を組み合わせ、「ちば文化資産」にも認定されました。
白装束を着た約100人の海女が松明を持ち、漆黒の海へ。担いできた木のたるに身を預けて漁港内を周回し、夜の海にあかりの輪ができあがります。海女たちは約15分間泳ぎ続け、最後には花火も上がり、幻想的な雰囲気を残しながらフィナーレ。
被災地復興支援イベント「まるグル」も同時開催!
まるごみJAPAN(NPO法人U-PROJECT)は、2011年の東日本大震災後に被災地域と元気な地域を繋げるために復興支援イベント「まるグル」をスタートさせました。
2024年は「能登半島復興支援イベントまるグル’24 in南房総」と題し、復興支援賛同飲食店舗のキッチンカーや屋台が集結する「最南端グルメフェスタ」や、賛同アーティストたちの「最南端フェス」を開催。能登牛のステーキをはじめ、能登にまつわるフードやアイテムが販売され、美味しく、楽しく支援するイベントとなりました。
まとめ
日本有数の海女の文化が根付く南房総市白浜町。年々海女の人口が減ってきていますが、将来の海女・海士の候補となる方を地域おこし協力隊として受け入れたり、「海女の大夜泳」を継承したりして、海女の文化を絶やさないように取り組んでいます。
「南房総で海女の文化を残したい」と活動する人たちの姿がありました。南房総市で海女文化に浸ってみてください。
文:吉田櫻子